たなかみさん(田ノ神祭り)
田ノ神祭は 今でも日本の集落のあちこちに伝わる行事の一つで、5月の節句の頃(旧暦) 親たちは子供の健やかな成長と、
農作物の五穀豊穣を願いました。 物集女にも伝わる伝統行事の一つで、始まりは200年前とも300年前とも伝えられ 地域に根ざした行事として連綿と受け継がれています。
農繁期に入るこの時期、親たちは朝早くから夜遅くまで農作業に精を出し家に残る子供たちは子供心に農作物の大切さを知り親たちの作る作物の豊作を願いました。
「田ノ神 のみこし」を担いで各家々を巡ります。子供たちが一堂に会して一つのことをやり遂げる、また地域の人たちに子供たちの成長を共に喜んでいただける意義ある行事です。近年まで家々を巡ると「ちまき」や「柏餅」が配られました。子供のいる家はもちろん、子供の居ない家でも「ちまき」や「柏餅」を作り、ご近所や親戚に配られたそうです。
最近は交通事情もあり保護者が交通整理として同行しています。
平成12年度たなかみさん写真
平成14年度たなかみさん写真